出版社内容情報
(編集中)
内容説明
“慶應義塾大学卒”“元ビジネスマン”異色の経歴を持つ落語家が教える「落語」と「日本の伝統芸能」の知識。
目次
第1部 これだけは知っておきたい日本の伝統芸能「落語」(これだけ知っておけば間違いない落語の「いろは」;噺の構造と落語家の出世;ニュースや会話によく出てくる名作古典落語)
第2部 日本の伝統芸能と落語界のレジェンドたち(落語と比べると理解しやすい日本の伝統芸能;これだけは知っておきたい落語界のレジェンド)
第3部 ビジネスマンが知っていると一目置かれる落語(世界の笑いと落語;これを知っていればあなたも落語通!使える落語)
著者等紹介
立川談慶[タテカワダンケイ]
1965年、長野県上田市(旧丸子町)生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、株式会社ワコールに入社。3年間のサラリーマン体験を経て、1991年に立川談志18番目の弟子として入門。前座名は「立川ワコール」。2000年に二つ目昇進を機に、立川談志師匠に「立川談慶」と命名される。2005年、真打ち昇進。慶應大学卒業の初めての真打ちとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
146
まあまあ。ビジネスエリート云々のところはそんなに内容に含まれていないけれど、サクッと落語のことについて学べる一冊。芝浜のあらすじも知らなかったので勉強になったし、歌舞伎や能との比較もあるので、日本の伝統芸能についてざっくりした知識を得られる。おすすめの落語ユーチューブも紹介されているので、見てみようかな。文章もわかりやすくて読みやすい。2020/07/20
アキ
88
日本の芸能「落語」。原点は江戸時代の「醒睡笑」という作品集。古典落語の噺の元になっている。最初の落語家は、曽呂利新左衛門。上方落語は戦後「桂米朝」が復興させた。基本構造は「枕・本題・オチ」。you tubeでおすすめの立川談志(7代目)「粗惣長屋」・古今亭志ん朝(3代目)「お見立て」・桂米朝(3代目)「百年目」を見ました。見事です。落語マニアには演説もうまい人も多い。政治家の吉田茂。晩年に訪問客から「お顔の色が大変いいようですが、何を召し上がっていらっしゃるのですか?」と問われ、答えるに「人を食ってます」2020/11/01
とも
85
あまり落語の知識が無い私には、とても興味深く幅広い内容で楽しく読む事が出来た。 日本の文化、人情の機微をもう少し知りたい、ユーモアのセンスや切り返しの仕方を身につけたいと思っていたので、今後、落語を聞いてみよう。2021/02/18
Willie the Wildcat
80
私の影響か、落語に興味を持ち始めた長男所有の一冊。落語の蘊蓄に限らず、古典芸能や海外の笑いなどにも触れている点も好感。「人間の失敗図鑑」、同感。日常の喜怒哀楽に垣間見る”ちょっとした人間味”と解釈。故に、5種類のオチの中では、『考えオチ』がお気に入り。”ふっと”、この瞬間が何とも言えないですね。因みに、落語由来の言葉からは、「トリ」。本などで見掛けた時に、iPhone等で変換を試しているが、未だに候補に出ない。将来変換できた瞬間には、一人ニヤニヤするんだろうなぁ。2020/02/18
ムーミン
62
せっかくなのでもう少し落語について学んでみようと思いました。2023/08/21