出版社内容情報
(編集中)
内容説明
スイスの知の巨人が数多の学術研究から導いた、「52の錯誤」から抜け出す方法。
目次
新年の抱負が達成できないわけ―先延ばし
「理由」がないといらいらしてしまうわけ―カチッサー効果
比較しすぎると、いい決断ができなくなってしまうわけ―決断疲れ
「自分は大丈夫」と錯覚してしまうわけ―注意の錯覚
自分でつくった料理のほうがおいしく感じるわけ―NIH症候群
労力をかけたものが、大事に思えるわけ―努力の正当化
第一印象が当てにならないわけ―初頭効果と親近効果
ボーナスがモチベーションを低下させるわけ―モチベーションのクラウディング・アウト
「ありえないこと」を想像したほうがいいわけ―ブラック・スワン
現状維持を選んでしまうわけ―デフォルト効果〔ほか〕
著者等紹介
ドベリ,ロルフ[ドベリ,ロルフ] [Dobelli,Rolf]
作家、実業家。1966年、スイス生まれ。スイス、ザンクトガレン大学で経営学と哲学を学び、博士号を取得。スイス航空会社の複数の子会社で最高財務責任者、最高経営責任者を歴任後、ビジネス書籍の要約を提供する世界最大規模のオンライン・ライブラリー「getAbstract」を設立。35歳から執筆活動をはじめ、ドイツ、スイスなどの主要紙や、ビジネス・経済誌を中心にコラムを多数執筆。スイス、ベルン在住
安原実津[ヤスハラミツ]
ドイツ語、英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひこうき雲
72
最低限の情報で生活するように心がける。そうすれば決断の質は上がる。知らなくてもいいことに価値はない。「賢人がめざすべきは、幸福を手に入れることではなく、不幸を避けることだ」 2020/08/01
Tαkαo Sαito
66
前作のThink clearly に続きかなり面白い。例)どんなことでも何か理由があれば、たとえ理由が支離滅裂で意味不明でもなぜか納得してしまうこと。妬みや嫉妬はどちらも良くないが嫉妬は3人以上で起きるのに対し妬みは自分と相手の2人でも起きる云々…。ハッとすることが多かった。思うにこの本は2回3回と繰り返し読むのが良い本だと思う。その時は、本に書かれてる専門用語や専門家の名前なんて覚える必要はないけど、どんなことが書かれていたかな程度に頭に入れられると、私生活がより良くなっていくと思う。2020/06/20
つっちー
61
Think clearlyと比較すると、実用性は下がっている気がしました。 Think clearlyはまさに道具箱といった感じでしたが、こちらは、理論よりの内容でした。ただ、すべきではないことを認識し、実際にしないという著者のスタンスは一貫しています。 著者のドライさは感じますが、ボランティアの話は自己満足といった話にもつながり、何となくしっくりきました。 行動経済学等の話を知っていると、ダブりを感じる部分もありますが、うまく小分けにされているので、日々の再確認などにも使える本ではないでしょうか。2020/09/17
速読おやじ
49
間違った思い込みを回避するツールとして本書は分かりやすく、すぐにでも出来そうな気がする。しかし、おそらくであるが、私は「分かっちゃいるけどねー」と試しもしない可能性大である。52の章に分かれている。1つでも2つでもいいからやってみよう、いややります!▼先延ばしを回避:意志力はバッテリーなので充電のためにリラックスする時間が必要、期限を設定▼〇〇なのでという言葉は人間同士の潤滑油の役割を果たす▼比較・吟味・決断による決断疲れ⇒朝早い時間に決断する▼重要な事はすべて認識できているという危険な錯覚2020/04/13
清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎
45
スタッフちゃんが、ブルゾンさんの影響を受け海外留学を決断したらしい。決断したら最後!!ものすごい集中力なのだ。ボロッカスのカバンを面接に持っていくようなので、新しいブランドバックをプレゼントしてあげようと思う。「すべきでないこと」を決めてしまえば、もっと生きやすいし、凄まじいトランス状態に入っていける。単純じゃぁないようで、実は単純なのだ。2020/03/24