内容説明
ぼくは光りかがやくぼくを見ておどろいた。だってそれはぼくがなりたかったぼくだったんだ。そのときぼくねぼくが大好きになった。ずっとずっと光りかがやくぼくでいたいってそう思ったんだ。
著者等紹介
草場一壽[クサバカズヒサ]
陶彩画家。1960年佐賀県佐賀市に生まれる。1983年日本大学芸術学部演劇学科中退。1987年焼き物の里・有田に入り、陶彩画の研究を始める。1990年今心工房を開き、全国各地で展覧会を開催。2009年「いのちのまつり」プロジェクト始動。全国各地で講演会を実施
平安座資尚[ヘイアンザモトナオ]
グラフィックデザイナー。1948年沖縄県那覇市に生まれる。1972年日本大学芸術学部美術学科卒業。1973年第25回沖縄沖展賞受賞(デザイン部門)。1994年沖縄郵政管理事務所。平成7年用年賀はがき最優秀賞受賞。2002年ダイキンオーキッド女子プロゴルフトーナメントポスター優秀賞受賞。2003年沖縄全島エイサーまつりポスター最優秀賞受賞。2008年第2回ふくふく童話大賞最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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テルテル
38
『こんな自分なんて嫌い』誰もが、一度はこんな想いになったことがあると思う。私のお気に入りの絵本『おおきなあな』と共感。少年の本心でない行動という『あな』に次から次にに落ちていく。はい上がりたいのに、こんなこと嫌だと思っているのにできない。『ごめんね』って言いたいのに出来ない自分。いじめにあっている犬を守ってやりたいのに、みんながいじめているからいじめている自分。何もかもが嫌いになった少年の心の『あな』を埋めることができるのは、次のきっかけで、本当に正しいことをしたいと願っている勇気ある自分の行動しかない。2015/05/25
かおりんご
37
読み聞かせ(333)仕掛け絵本。子供にリクエストされて読んだけれど、私としてはいまひとつ。なんだろう・・・中高学年向けなのと、内容が精神論みたいだというか。子供向けの自己啓発本というか。一人読みの方が、いいのかもね。2015/02/17
遠い日
12
自己嫌悪にがんじがらめの男の子。こうありたい自分と裏腹な自分の言動に辟易しながらも、なかなかすなおになれない。揺れて荒れる心を見つめてみれば、どうすべきか、どうあるべきかが見えてくる。このシリーズには終盤にすてきなしかけページがある。そこを開くのが楽しみでもあります。2018/01/22
mari
11
自分を嫌いな男の子が、本当の自分に出会うまで。反抗期の話っぽい。嫌なことをしてしまっても、本当はなりたい自分があって、あるべき自分がわかっていて、それはよいと思う。2018/01/21
tubaki
5
いじわるしたり、ふてくされたり…こんな自分嫌いなのに!と思ってしまうことがあるけれど、素直に自分の心にどうしたら良かったのか問いかけてみると…ほら、キラキラ輝いている自分に会えるよ。大好きななりたかった自分に。【my読み聞かせ時間8:00】2013/03/16