出版社内容情報
第11回ネット小説受賞作!コミカライズ企画進行中!「お主こそ、天下一の大賢人よ!」(え、私がですか……?)言葉一つで気づかぬうちに天下を動かす!?昼行燈な在野の賢者による、勘違いだらけのスペクタクル三国志、開幕!書き下ろし番外編収録!
内容説明
時は後漢末。冴えない中年が転生したのは諸葛孔明…ではなく、胡昭という字が同じなだけの別人だった。あまりに数奇な運命に愚痴をこぼしつつも、乱世を翔るという柄でもないと彼は田舎での隠遁生活を決意する。ところが、生活のために現代知識を使っているうちに、名士としての声望はうなぎのぼり!袁紹や曹操から熱烈に勧誘されるばかりか、門下で学びたいと若き日の司馬懿や後の魏文帝・曹丕まで押しかけてくる。平穏を守るため仕官回避に奔走するものの、逆に彼の存在は歴史を揺るがすほどに大きくなっていくのであった―。言葉一つで気づかぬうちに天下を動かす!昼行燈な在野の賢者による、勘違いだらけのスペクタクル三国志、開幕!第11回ネット小説大賞受賞作!
著者等紹介
二水うなむ[フタミズウナム]
本作で第11回ネット小説大賞の小説賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一条梓(アンフィトリテ)
5
滋賀県守山市立図書館から。1巻目。諸葛孔明が好きな私、その孔明じゃないっていうフレーズから気になり、読みました。一応実在している人物らしいし、あっちの孔明みたいな感じに匂わしたりと面白かったです。ifな感じで続きも気になるしあっちの孔明と会うのかな?2024/11/10
なぎ
5
三国志の時代に転生した主人公が平和に暮らしたいと望みつつも、前世の知識を活用していたら周囲から信用され、いつの間にか英雄達から慕われていて···。三国志の知識は皆無ですがそれでも楽しめました、主人公・胡昭にはそんなつもりがなくとも周囲が勝手に拡大解釈してどんどん色々な英雄達から信頼を得ていく勘違いコメディの部分が面白い。戦乱からは一歩引いている彼の言葉に影響を受けて複雑に絡み合っていく人間関係の描き方が秀逸。胡昭を慕う司馬懿が可愛いですね。胡昭からの手紙をお守り代わりにする関羽が傑作でした(笑) 2024/06/23
史
4
じゃない方の孔明。そのタイトルだけで惹きつけられる。内容はちょっぴり知識チートがありつつも、あくまで歴史の端に(本人はそう思っている)佇む存在の隠士がただ生きていくということ。そんな独自要素満載の架空歴史ファンタジー。好きですねぇ。2024/09/19
菊地
4
三国志のマイナーキャラ転生+勘違いもの。 主人公に上昇志向が足りないので三国志の本筋に絡んでいかないので一抹のもどかしさがあるけど、主人公の思惑と違って周りに高い評価されていく主人公の運命がどうなっていくのか、まだクローズアップされない三国志の主要キャラとどう絡んでいくか、続きを読みたい気分にはなった。2024/06/21
nas
2
おもしろい。主人公が直接動き回る感じではな周りが影響されて動いていく話が好きなのでかなりいい感じ。2025/01/22