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内容説明
今度、求龍堂で画集を出して下さるという。自分の絵が僅かずつでも良くなってくれるように願って止まない僕にとって、これまでに制作してきた絵を振り返るには勇気がいる。初めての画集を出した時もそうであったように、今度も画集は僕を叱咤する一方で、激励の方は僕自身が自らに成さねばなるまい。ひとつでも良い絵を観て、ひとりでも善い人に出会う。そうしたことも前進を促すであろうと思う。そして良き風景を探し、好い静物を選び、それらをそのあるがままに負けないように反芻して絵にしたい、と願っている。振り返ってみなければ自分が今どのあたりまで歩んで来たか確かめられない。そう思えば画集を出すことに勇気も湧いてくる。
目次
序文(小杉小二郎)
作品図版
作品論(辻邦生)
エッセイ
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