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内容説明
“仙人”ではなく、“人間”熊谷守一の真の像に迫る。画業をたどるうえで欠かせない代表作と、近年になって所在が明らかになった逸品などを中心とした油彩画・日本画・書の約200点に、充実した「作品解説」、読み応えのある「評伝年譜」、各界からの「エッセイ」を収録。
目次
わたしはわたし
第1章 人生をたどる
第2章 絵をひもとく
第3章 こだわりを楽しむ
気ままに生き気ままに描く
熊谷守一評伝年譜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
152
簡素な形態と明快な色彩を輪郭線で区切り描かれているモリカズ様式の絵画と京都龍安寺の石庭には通じるものがあるという視点が興味深かった。「春の日」「雨滴」「ひまわり」あじさい」…シンプルで素朴、絶妙な色使いの絵の数々にため息でした。「絵を描くよりほかのことをしているほうがたのしいのです。欲なし、計画なし、夢なし、退屈なし、それでいていつまでも生きていたいのです」その生き方も魅力的でした。2020/08/09
ykshzk(虎猫図案房)
26
この人の、画家なのに絵が最優先になってない生き方が私は好きなのです。子どもが具合悪くなったら絵に集中出来ないし、旅先では写生などせず歩き回っている。どちらも同世代の高名な画家達とは違うあり方。絵が一番上にあるのではなく、とにかく生きることが好き、目の前にあることを観察するのが好きで、結果の一部としての絵。だから絵に充てる時間は夜1時間ぐらいで良いのだろう。でも若い頃の絵はやはり技巧的にも上手。そして愚直であるために貧乏。色々通り越した結果の仙人像を私は見てるだけかもしれないが、それでも惹かれてやまない。 2024/06/04
スローリーダー
2
説明を聞かないと解らない絵はちょっと敬遠したくなる。独自のスタイルを生み出していく芸術家の本能は理解出来るけど、正直、評価は難しい。彼の年譜を見ていくと、多くの人が彼を支援し、話題に上げ、評価を上げるべく長年に渡り運動している。絵もさることながら、彼の人間的魅力が尋常ではなかったのだろう。『モリのいる場所』で何となくイメージ出来る。2023/09/16
takao
2
ふむ2020/08/04
ゆうちゃんママ
1
とてもすきな方です2020/07/06
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