出版社内容情報
探索の道にはまった二人の研究者の成果をもとに、ロダンを魅了した女優マダム・ハナコの波乱の人生をまとめたノンフィクション明治時代の末、恋にやぶれてヨーロッパに旅立ったひとりの女性がいた。
女優となった彼女は、一座を率いてヨーロッパ・ロシアを巡業し、一大センセーションを巻き起こした。
明治35年から大正10年に帰国するまでの約20年間、「マダム・ハナコ(花子)」という芸名で人気を博した。
切腹するシーンを演じる花子は、身長136cmの小さな体にもかかわらず、舞台上での存在感は圧倒的で、彫刻家ロダンの目にとまり、彼女をモデルにした彫刻を何点も残している。
本書は、花子探索の道にはまった二人の研究者澤田助太郎氏と資延勲氏の成果をもとに、ロダンを魅了した花子の波乱の人生をまとめたノンフィクションである。
プロローグ
第一章 花子探索の旅
第二章 花子の生い立ち
第三章 花子ヨーロッパへ
第四章 ロダンと花子
第五章 世界大戦争
終章 料亭「湖月」のマダム
大野芳[オオノカオル]
著・文・その他
内容説明
明治時代、恋にやぶれて日本を旅立ったひとりの女性。女優となった彼女は一座を率いて欧米18か国を巡業、一大センセーションを巻き起こす。明治35年から大正10年に帰国するまでの約20年間、太田ひさは女優マダム・ハナコ(花子)として人気を博した。その評判はロダンの耳にも入り、花子にモデルを依頼、制作した作品は50点余り。花子に魅せられた研究者澤田助太郎氏、資延勲氏の成果をもとに、どのようにしてロダンや人々を魅了したのか、花子の波乱の人生を追う。
目次
第1章 花子探索の旅
第2章 花子の生い立ち
第3章 花子ヨーロッパへ
第4章 ロダンと花子
第5章 世界大戦争
終章 料亭「湖月」のマダム
著者等紹介
大野芳[オオノカオル]
1941年、愛知県稲沢市生まれ。明治大学法学部卒業、出版社の雑誌記者を経て、ノンフィクション作家になる。『北針』(潮出版社)で第1回潮賞ノンフィクション部門特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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