内容説明
少年を凶行に走らせる要因とはいったい何か?英米で起こった未成年による殺人13例を、加害少年の生い立ちから司法による対応まで徹底追跡、その病理を浮き彫りにする戦慄のレポート。
目次
傷つけること
まぼろしのシェルター
代理
ぼくはいるぞとぼくは言った
別人になってやる
あなたのような娘を待っていた
ぼくを救ってくれ
消せぬ記憶
泣くのはおよし
重圧
草は茂りつづける
親なし子
十九回目の神経衰弱
殺人を犯した子供の一般的類型
少年による殺人―その他の分類
友人を殺す子供たち
性的動機による殺人
家族を殺した子供たち
大人になってふたたび殺人を犯す子供
流布する「責任転嫁」の言説
少年犯罪の「神話」
子供に殺人をさせないために
著者等紹介
デイヴィス,キャロル・アン[デイヴィス,キャロルアン][Davis,Carol Anne]
イギリス、ダンディー生まれ。ノンフィクション作家。ダンディー大学で社会政策の修士号を取得、エディンバラ大学大学院で地域教育・成人教育を学ぶ
浜野アキオ[ハマノアキオ]
1961年生まれ。京都大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。