出版社内容情報
アール・ヌーヴォーを代表する芸術家ミュシャの傑作《スラヴ叙事詩》20点を展示する国立新美術館『ミュシャ展』公式図録兼書籍アール・ヌーヴォーを代表する芸術家ミュシャ(ムハ)。パリで活躍したミュシャが、故郷チェコに帰り傑作《スラヴ叙事詩》を描くに至るまでの足跡を時代ごとに作品で紹介。チェコ国交回復記念60周年を記念し国外不出の《スラヴ叙事詩》全20点を展示する国立新美術館『ミュシャ展』公式図録兼書籍
国立新美術館[コクリツシンビジュツカン]
NHK[エヌエチケー]
NHKプロモーション[エヌエチケープロモーション]
求龍堂[キュウリュウドウ]
内容説明
最高傑作『スラヴ叙事詩』全20作、チェコ国外世界初公開。国立新美術館『ミュシャ展』公式カタログ。華やかなアール・ヌーヴォー時代から苦悩の大作『スラヴ叙事詩』まで最新の研究を一挙収録。ミュシャという宇宙に浸る決定本。
目次
スラヴ叙事詩
1 ミュシャとアール・ヌーヴォー
2 世紀末の祝祭
3 独立のための闘い
4 習作と出版物
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
115
2017年3月26日、雨の中「ミュシャ展」に行って来ました。 この公式カタログは昨日の内に書店で買っておきました。キャンバスの質感まで感じる程アップの写真もあります。しかし、今日スラヴ叙事詩全20作を観て、あの絵の大きさと迫力は実物を観ないとね。2017/03/26
mai
49
展覧会の際に購入したかったのですが、あまりにも混んでいて買えず、図書館にて予約して読みました。説明が丁寧に書かれていてよかったです。また実物の絵が観たくなりました。ポスター絵も好きですが、スラブ叙事詩は圧巻されます。2017/07/25
更紗姫
44
入口を抜けてすぐ『原故郷のスラヴ民族』を前にして、しばらく呼吸を忘れてしまった。ポカンと見上げるばかり。どこに視線を定めればいいのか戸惑っているうちに、藍色の闇や群青の星空に慣れてきた。全20作、部分と全景を十分に捉えるには時間が足りず、また人混みも凄かったので、図録で再び浸れる事が有難い。会場で気づかなかった細部についての解説も行き届いている。これだけの大作群をどうやって運んできたものか、搬送・展示の困難と、何よりチェコ国外での「初」全作展示に至った関係者の努力に頭が下がる、有難う。2017/06/04
ぜんこう
33
国立新美術館『ミュシャ展』公式カタログ。 今回のミュシャ展には2回足を運び、この本を購入するか悩んだ末、図書館に所蔵されていることを知ったので購入せず(^^;) 本書の内容を頭に入れて作品を実際に観たら、作品を観る視点も変わったんだろうと思う。 ミュシャ展はそのうち終わるけど、大阪に帰る機会があれば、また堺のミュシャ館に立ち寄ろうと思う。2017/06/02
HiroNuma7
30
ミュシャ展で購入。正直、最初に図録を見た時は、少しこじんまりとした印象を受けました。ただ、これは実際の絵画を見た衝撃が大き過ぎたためだからだと思いました。構成はミュシャの経歴や、《スラヴ叙事詩》を含む展示された作品の写真と、その説明など。日本語/英語両方に対応していて丁寧な作りになってます。これを見て、また行きたくなりました。因みに、この図録はネットでも購入できるそうなので、来場できない人は是非買ってみてほしいです。2017/03/20