内容説明
世間の前例や常識を疑え!異能の人・松岡正剛が放つ200の言葉があなたの“思考エンジン”に火をつける。
目次
1 世間を迎え撃つ
2 自分なんてどうでもいい
3 混乱しなさい
4 編集だけが人生だ
5 本は武器である
6 好きだ
著者等紹介
松岡正剛[マツオカセイゴウ]
1944年、京都生まれ。早稲田大学中退。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授を経て、現在、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。日本文化、芸術、生命科学をはじめ膨大なジャンルに縦横無尽に橋をかけ新しい思考の提案を続け、その活動は執筆、講演、プロデュースなど多岐にわたる。各界のリーダーに日本文化を伝承する私塾「連塾」を定期的に主宰。2006年、世界の知を集大成した『松岡正剛千夜千冊』(求龍堂)を刊行。2009年には、丸善・丸の内本店四階に「千夜千冊」の世界を具現化した「松丸本舗」をプロデュースし、出版業界を瞠目させる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tamami
43
2010年刊。セイゴウさんのこの本を、何故今まで積ん読本にしていたのだろう。頁を開けば即読み切り、至福の時間の短さを感じる……そんな予感がどこかにあったからか。その通りになった今、セイゴウさんが記した箴言の数々を、今まさに仲間と始めようとしている活動のエネルギーとして費消し尽くしていくことを、心に誓おう。「矛盾や葛藤は人間意識の輝かしい勲章なのである。」「半端でケッコー、中途でオーケー。何だってそこから始まるのだ。」「よく遊び・よく学び・よく編集せよ。」「難儀なものこそいとおしい」セイゴウさんありがとう。2022/05/05
Maiラピ
10
気になる言葉、多々ありで付箋はりまくり。『読書というものには偶然が関与する。夜中に街を歩いていてふと見上げた星々の何に目をとめたかという偶然だ。いつ、どこで、どんな本に出会ったか。そのなかには、一連の星座をかたどる本のうちの一冊に出会うような偶然がある。』 『いろいろ欲しいと思うものも、さまざま望みたい出来事も、あれこれ交わしたい人物もいるだろう。しかし、たった今のこの時には、手元に残ったもので工夫するべきだ。』 『たとえば一万冊の書斎に新しく一冊が加わるだけで、一万冊の全体が揺れ動く』←最高!2010/12/22
仮ッ子
5
書評のblogを見たことがあるのを覚えていて、図書館で借りた。強烈な言葉の数々は、胸を響かせる。セイゴウとか自分を呼べてしまえるなんて、すごい俺様なんでしょうか(違ってたらゴメンナサイ)。オデコを付き合わせてお話したいタイプの人ではないなぁ。自分が惨めになりそうで。2011/02/26
MatsuNoHon
3
松岡正剛の著書から言葉を抜き出した本。 "「話す」ことは「放す」ことであって、また「離す」ことである。知識というものは、貯めるものであってはならず、通すものなのだ" "編集は遊びから生まれる。対話から生まれる。不足から生まれる。編集は照合である。連想である。冒険である。" "「何を目印にするか」ということが編集のコツになる。そこにおのずから「編集する自己」というものがあらわれる。" 確かに重みのある言葉がたくさん。でも、やはりそこに至る思想や背景、それこそ編集の変遷があってこそ厚みを増す。引用書籍を読む!2018/06/24
trash
3
松岡正剛名言集。短い上に一般的な常識とは違った場所にある言葉が多いけれどもそれがいい。この本からTwitterでセイゴオbotをつくりたくなってしまう(すでにあるのかな?)。2010/11/16