内容説明
岩波文庫創刊に携わるなど、出版人として多くの名著を世におくる傍ら、随筆、書、絵に卓越した才能を示し多くのファンを魅了した岩波書店の元会長、冬青小林勇の生誕100年記念の画文集。混乱の戦中、戦後を生き抜いた明治人の気骨と知性と感性の証。
著者等紹介
小林勇[コバヤシイサム]
1903年、長野県上伊那郡赤穂村(現在の駒ヶ根市)の農家に生まれる。1920年、十七歳で上京。岩波書店の住込み店員となる。1922年、兄忠雄らと同人誌『創作』を創刊。1927年、岩波文庫の創刊に携わる。1928年、岩波書店を退き、翌29年鉄塔書院を設立、岩波茂雄次女小百合と結婚。1938年、岩波新書の創刊に携わる。1946年、岩波茂雄死去。岩波書店支配人となる。1949年、岩波書店が株式会社となり、専務取締役に就任。1950年、株式会社岩波映画制作所を創設。代表取締役専務に就任。『岩波写真文庫』を創刊。1955年、初めての随筆集『遠い足音』刊行。翌年日本エッセイストクラブ賞受賞。1962年、中谷宇吉郎死去。岩波書店取締役会長に就任。1972年、岩波書店・岩波映画を退く。1981年、11月20日、急性心不全のため死去。享年七八
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 「暮しの手帖」とわたし
-
- 和書
- ぼくだってできるさ!