目次
清代文書資料と満洲語
第1部 入関前清朝における文書制度の展開と「史書」の編纂(入関前清朝文書資料に関する学説史的検討;八旗値月档と清初の記録;清初の文書記録と「逃人档」)
第2部 19世紀以降における清朝文書制度の展開―天理図書館所蔵の清朝档案群を例として(天理図書館所蔵「伊犂奏摺稿档」について;天理図書館所蔵「伊犂奏摺」について;天理図書館蔵、グキン(固慶)の奏摺について―とくに科布多参賛大臣時代の奏摺を中心として)
第3部 清朝文書の多様性―宮中、旗人、私文書(清代起居注の研究;嘉慶帝の即位と皇后の冊立―「嘉慶元年冊封皇后貴妃妃嬪档」の分析をとおして;清代双城堡の屯墾について―咸豊元年の副都統職銜総管設置をめぐって;19世紀後半、オロチョン人の編旗とブトハ問題)
清代文書資料の地平
附篇「逃人档」訳注
著者等紹介
加藤直人[カトウナオト]
1951年、東京都生まれ。1974年、日本大学文理学部史学科卒業。1979年、日本大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士後期課程満期退学。現在、日本大学文理学部史学科教授、博士(文学)(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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