内容説明
本書では、万里の長城の具体的な様相の剔出、歴史的展開過程についての分析の一端として、明側の間諜、あるいはモンゴル側の間諜として、それぞれに諜報・情報活動に関わった人々を検討した論稿と太監喜寧と錦衣衛校尉袁彬、それに毎年長城を往来して、朝貢にやって来たオイラート使臣団が起こす様々な問題を検討した論稿を収録した。
目次
第1部 諜報・情報活動の担い手たち(明の間諜「夜不収」;モンゴルの諜者と奸細)
第2部 長城を往来する人々(太監喜寧;錦衣衛校尉袁彬;瓦剌使臣団がやって来る)
著者等紹介
川越泰博[カワゴエヤスヒロ]
1946年宮城県日南市に生まれる。1976年、中央大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、中央大学文学部教授(大学院併任)、博士(史学)
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