感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山がち
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そもそも江戸派と国学派の違いを前提として理解できていないので、江戸派のイメージが分からない。共時的な広がりがあるのは感覚として理解できたけれども、私自身の問題で理解できない面が大きい。江戸派の和歌も単純に特徴づけられるものではないが、堂上との関わりはないわけではない。真淵と田安家とのつながりがそうであろう。個人的に最も興味深いのは慈円の業平のを本歌取りした歌の評価である。堂上系では高く評価されたものが江戸派によって完全に否定されていった。ただ風雅集入集で一定の評価があったとする見方は正直疑問も多少はある。2014/04/06