出版社内容情報
うつや不安といった精神疾患はなぜ生じ,なぜ続くのか? 心の変化を,記憶と学習の観点から科学的に理解し,支援につなげる。「信念と推論」「思考と記憶」「学習と不安」の3部構成で,認知臨床心理学のエッセンスを解説する。脆弱要因となっているプロセスを修正し,長期的な精神的健康の向上に寄与するために。
■主な目次
序 章 認知臨床心理学研究の意義と方向づけ 【松本 昇・二瓶正登】
第1部 信念と推論:「現実の意味づけ」が歪むとき
第1章 ネガティブなスキーマと信念;ネガティブな自己はどのように形づくられるか 【松本 昇】
第2章 推論の誤りとメタ認知:統合失調症の認知メカニズム 【松本 昇・西口雄基】
第3章 情動処理バイアス:注意,解釈,記憶:うつ病・不安症における認知の偏り 【松本 昇・西口雄基】
第2部 思考と記憶:ネガティブな思考はなぜ続くのか?
第4章 反すう:ネガティブ情報の持続的な活性化 【松本 昇】
第5章 実行機能/ワーキングメモリ:認知的柔軟性と精神疾患の関係 【松本 昇・西口雄基】
第6章 自伝的記憶の概括化:記憶へのアクセスとその異常 【松本 昇】
第7章 思考抑制と記憶抑制:不快な思考と記憶を制御する試みは有効か 【松本 昇】
第8章 エピソード的未来思考と感情:希望とモチベーションの回復 【松本 昇】
第3部 学習と不安:恐怖と不安はどのように修正できるか?
第9章 恐怖条件づけ:恐怖と不安の獲得と克服 【二瓶正登】
第10章 回避行動:回避行動の理解と介入 【二瓶正登】
第11章 侵入記憶と侵入イメージ:トラウマ記憶とその修正 【松本 昇】
第12章 不安症の共通要因:心配,イメージ,内受容感覚処理 【松本 昇】
終 章 基礎研究の知見を臨床実践へ:認知臨床心理学の未来 【松本 昇・二瓶正登】
◇コラム
コラム1 Hierarchical Taxonomy of Psychopathology(HiTOP) 【佐藤秀樹】
コラム2 差次感受性理論の視点から「ばらつき」を探る 【飯村周平】
コラム3 精神病理学における計算論的アプローチの展開 【下村寛治】
コラム4 心のさまよい,マインドワンダリングと精神的健康 【梅田亜友美】
コラム5 心配は身の毒?:固執性認知仮説 【前田駿太】
コラム6 習慣行動と強迫症 【畑 佑美】
コラム7 自己注目をすると目が据わる? 【富田 望】
コラム8 認知変容における「腑に落ちる理解」 【重松 潤】
【目次】
はじめに
序章 認知臨床心理学研究の意義と方向づけ
1 認知臨床心理学の位置づけ
2 理論と治療技法を確立する
3 基礎研究の臨床翻訳
4 集団における効果と個人における効果
5 まとめと臨床的示唆
コラム1 Hierarchical Taxonomy of Psychopathology(HiTOP)
第1部 信念と推論:「現実の意味づけ」が歪むとき
第1章 ネガティブなスキーマと信念:ネガティブな自己はどのように形づくられるか
1 ネガティブなスキーマと信念の測定
2 スキーマや信念はどのように更新されるか
3 発達早期の経験が重要なのはなぜ?
4 スキーマの更新における記憶の役割
5 マインドフルネスによるスキーマの不活性化
6 まとめと臨床的示唆
コラム2 差次感受性理論の視点から「ばらつき」を探る
第2章 推論の誤りとメタ認知:統合失調症の認知メカニズム
1 推論の誤り
2 推論の誤りと妄想
3 メタ記憶の障害と精神疾患
4 陽性症状(妄想・幻覚)における不随意検索の役割
5 メタ認知トレーニング
6 まとめと臨床的示唆
コラム3 精神病理学における計算論的アプローチの展開
第3章 情動処理バイアス:注意,解釈,記憶:うつ病・不安症における認知の偏り
1 注意バイアス
2 解釈バイアス
3 記憶バイアス
4 バイアスの結合
5 認知バイアス修正法
6 まとめと臨床的示唆
第2部 思考と記憶:ネガティブな思考はなぜ続くのか?
第4章 反すう:ネガティブ情報の持続的な活性化
1 反すう概念とその測定
2 反応スタイル理論
3 処理モード仮説
4 制御理論
5 メタ認知理論
6 学習(習慣)理論
7 統合モデル(HEXAGONモデル)
8 反すうへの介入
9 まとめと臨床的示唆
コラム4 心のさまよい,マインドワ
内容説明
うつや不安といった精神疾患はなぜ生じ、なぜ続くのか?心の変化を、記憶と学習の観点から科学的に理解し、支援につなげる。「信念と推論」「思考と記憶」「学習と不安」の3部構成で、認知臨床心理学のエッセンスを解説する。脆弱要因となっているプロセスを修正し、長期的な精神的健康の向上に寄与するために!
目次
認知臨床心理学研究の意義と方向づけ
第1部 信念と推論:「現実の意味づけ」が歪むとき(ネガティブなスキーマと信念 ネガティブな自己はどのように形づくられるか;推論の誤りとメタ認知 統合失調症の認知メカニズム;情動処理バイアス:注意、解釈、記憶 うつ病・不安症における認知の偏り)
第2部 思考と記憶:ネガティブな思考はなぜ続くのか?(反すう ネガティブ情報の持続的な活性化;実行機能/ワーキングメモリ 認知的柔軟性と精神疾患の関係;自伝的記憶の概括化 記憶へのアクセスとその異常;思考抑制と記憶抑制 不快な思考と記憶を制御する試みは有効か;エピソード的未来思考と感情 希望とモチベーションの回復)
第3部 学習と不安:恐怖と不安はどのように修正できるか?(恐怖条件づけ 恐怖と不安の獲得と克服;回避行動 回避行動の理解と介入;侵入記憶と侵入イメージ トラウマ記憶とその修正;不安症の共通要因 心配、イメージ、内受容感覚処理)
基礎研究の知見を臨床実践へ 認知臨床心理学の未来
著者等紹介
松本昇[マツモトノボル]
2017年 筑波大学大学院人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻修了(博士(心理学))。現在 信州大学人文学部准教授
西口雄基[ニシグチユウキ]
2016年 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(博士(学術))。現在 千葉大学大学院教育学研究院准教授
二瓶正登[ニヘイマサト]
2021年 専修大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程修了(博士(心理学))。現在 創価大学教育学部講師
重松潤[シゲマツジュン]
2021年 広島大学大学院教育学研究科教育学習科学専攻博士課程後期修了(博士(心理学))。現在 富山大学学術研究部人文科学系 講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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