出版社内容情報
人と人との間で発生する生々しい苦しみやいら立ち,不満足や不調和を扱う研究領域の成果をまとめた。人間の負の営みや負の心情をいかに緩和できるのかについても検討されており,未だに頻発する世界中の紛争や暴力に目を向けたとき,古くから現在まで抱えてきた争いの防止や抑止に貢献できる研究の重要性が再認識される。
◆執筆者一覧(執筆順)
※は編集委員
大渕 憲一 (東北大学大学院文学研究科)
目次
1部 攻撃と感情(攻撃と道徳;報復の心理:その機能と功罪 ほか)
2部 対人葛藤と対処(紛争解決における寛容;謝罪と釈明 ほか)
3部 公正と現代社会(組織と公正;日本社会は公正か:不平等社会における公正感の要因と機能 ほか)
4部 集団・文化と紛争(集団間紛争とその解決および和解;集団間葛藤の低減 ほか)
5部 犯罪(犯罪リスクと暴力;非行集団と暴力犯罪 ほか)
感想・レビュー
-
- 和書
- ある心理学者の語らい