出版社内容情報
他人を見下すことで自身の有能さを保持する「仮想的有能感」。その概念定義と測定,隣接概念との比較,仮想的有能感を持つ人の個人的特徴,その背景要因,文化差,問題行動との因果性についての実証研究を紹介。これらの成果を踏まえ,仮想的有能感を抑制し,真の有能感を育てるにはどのようにすべきかも提言する。
はじめに
1章 仮想的有能感とは何か
1節 「仮想的有能感」概念の誕生
2節 仮想的有能感を測る
目次
1章 仮想的有能感とは何か(「仮想的有能感」概念の誕生;仮想的有能感を測る ほか)
2章 仮想的有能感をもつ人の個人的特徴(仮想的有能感と他のパーソナリティ変数との関連;感情経験 ほか)
3章 仮想的有能感形成の背景要因(発達との関連;親への愛着および親の養育態度の影響 ほか)
4章 仮想的有能感と問題行動(いじめ;おもに共感性との関連からみた非行少年の仮想的有能感 ほか)
5章 ほんとうの有能感を求めて(仮想的有能感の現状と評価;ほんとうの有能感に近づくために)
著者等紹介
速水敏彦[ハヤミトシヒコ]
1947年愛知県に生まれる。1975年名古屋大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満了。現在、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授(教育学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 男の子おりがみ