内容説明
目標、原因帰属、自己効力感、結果期待、達成価値など、自己調整学習における動機づけの役割を最新の理論と実証的エビデンスから明らかにする。より効果的な教育実践に向けて。
目次
モチベーション―自己調整学習の基本的特質
自己調整学習を動機づける知能観
達成目標の自己調整
興味と自己調整―学習の規定因としての相互の関係性
自己調整学習における動機づけ要因としての自己効力信念の役割
自己調整学習の促進―動機づけの観点からの分析
達成行動の調節における達成価値の役割
学習習慣と自己調整学習―方法から意志を見出すための援助
自律的自己調整の理解と促進―自己決定理論の観点から
自己調整学習の動機づけとしての帰属
目標設定―学習の自己調整の基本的能動的源
動機づけと自己調整学習の絡みあい
自己調整学習の適応的援助要請における動機づけの役割
ジェンダー、自己調整と動機づけ
文化的差異と文化アイデンティティの自己調整学習への動機づけの役割
著者等紹介
ジマーマン,バリー・J.[ジマーマン,バリーJ.][Zimmerman,Barry J.]
ニューヨーク市立大学の大学院と大学センターの教育心理学の特別教授(Distinguished Professor)であり、学習、発達、教授法科長である。研究論文、分担執筆、学会発表論文など200編以上を執筆し、児童・青年の社会的認知と学習の自己調整過程についての8冊の本を執筆し編集した。またアメリカ心理学会第15部門(教育心理学)の委員長を務めた。さらに、永年の卓越した研究によりアメリカ心理学会第16部門のシニア科学者賞と学習と教育の優れた研究を讃えるアメリカ教育研究学会のシルビア・スクリブナー賞を受賞した
塚野州一[ツカノシュウイチ]
1970年東北大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程退学。現在、立正大学心理学部特任教授、富山大学名誉教授。博士(心理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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加藤佑介
hsg