内容説明
本を介して従来の縦割り型組織や境界を超え、人と人とがつながり交響するコミュニティを模索。
目次
1部 知識社会における読書の意味(電子メディア時代の読書経験;21世紀型読書コミュニティのデザイン)
2部 本と出会う教育の場のデザイン―新たな読書コミュニティの創造(教室からの読書コミュニティづくり;学校からの読書ネットワークづくり;市民読書ネットワークをつくる)
著者等紹介
秋田喜代美[アキタキヨミ]
大阪府生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。東京大学大学院教育学研究科教授、博士(教育学)
庄司一幸[ショウジカズユキ]
福島県生まれ。福島大学教育学部卒業。福島県立あさか開成高等学校教諭、読書コミュニティネットワーク代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やなぎ
1
ザッと読んだ。読書指導が必要なときに読むとスッキリしそう2013/12/10
きくまる
1
講習に先立って再読。『シリーズ読書コミュニティデザイン』の第一巻では、主に中高生にしぼり、読書の意義と読書教育の実践例があがっている。『本の帯アイデア賞』、大きな成果をあげた『朝読書』、一冊の長編を授業の初めに少しずつ読む『連続朗読劇場』など、すばらしい実践がのっている。学習内容が増加して授業が忙しくなっている中、先生方の実践には頭が下がる思い。でも、クラス全員が一冊の本を共有すれば、本の内容についての会話もできて、様々な読み方の発見もできて、すばらしいだろうなあ。2011/09/23
Nobuko Hashimoto
0
読書を推進する各地の活動が詳しく紹介されていて興味深い。副題には「中高生からの読書コミュニティづくり」とあるが、中には幼小中高が連携して読書活動に取り組む地域の実践紹介もある。1部の編者による概観を読むと、個々の実践例の意義がより明確になるので、こちらも省かず読むことをオススメ。2014/02/23
良さん
0
およそ10年前に読み始めた本を久しぶりに読了。「朝読書」「絵本の読み聞かせ」など「令和のいま」はどうなっているのか。「読書のいま」が知りたくなった。 【心に残った言葉】読書はテキストとの自己内対話を通して世界へと開かれ、また新たな地平へと出会い直していく営みです。(243頁)2019/06/12