内容説明
情報通信機器や家庭電化製品などのめざましい開発により、日常生活がたいへん便利になりました。それに並行して精神生活も豊かにはなりましたが、心理的不安定さを導く要因も増え、自殺や殺人、幼児虐待、暴力行為、暴走族、カルト集団の出現、生活習慣病など枚挙のいとまがないほど反社会的・非社会的行動や問題が多発しています。今やこころの問題を科学的に扱う心理学は、これらを未然に防ぎ、打開していくために重要な学問としてクローズアップされてきました。そのために、21世紀にはばたく青年にとってまさに心理学は必須の教養になりつつあります。本書は、心理学を初めて学ぶ青年がこのような現代社会の緊迫した現状を認識し、それに応える強い精神力を養成することを意図して作成されました。
目次
1章 自分理解の心理学とは
2章 一生は、自分理解と自己実現の過程
3章 環境を知る
4章 自己実現への学習
5章 学習効率に寄与する能力
6章 記憶と自己の関わり
7章 相互理解を図るコミュニケーション
8章 健康なパーソナリティ
9章 ストレスに打ち克つ適応能力
10章 生きがいのある生活の構築
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