偏見の社会心理学

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  • サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784762821592
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C3011

内容説明

本書の特徴は次の通り。まず第1は、制約の少ない偏見の定義を採用したこと。本書の定義は、「偏見とは、ある集団の成員であるとの理由で、その集団の成員に対して、軽蔑的な社会的態度や認知的信念の保持、否定的感情の表明、敵意や差別的行動の誇示などをすること」である。これによって、偏見をより広い意味合いで使用でき、また、偏見を認知的あるいは態度的現象だけではなくて、行動的、情動的現象であることも指摘できる。第2の特徴は、偏見を集団過程であると考えると同時に、偏見を個人の知覚や情動、行為などの水準で分析できる現象であるとみなそうとする視点。このような視点に立ち、古今の研究と豊富な例示により、現代の多様な偏見の形態を見事に分析している。

目次

1章 偏見の本質
2章 偏見を抱く人々
3章 社会的カテゴリー化と偏見
4章 ステレオタイプ化と偏見
5章 子どもの偏見の発達
6章 偏見と集団間関係
7章 偏見の変遷
8章 偏見の低減

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブルーハート

5
偏見と一言で言っても様々なレベルの偏見がある。ステレオタイプもその1つだ。人種に対するステレオタイプはよく知られているところだが、高齢者に対してもある種のステレオタイプがある。高齢者は衰えることを期待されている。2017/12/14

新橋九段

1
偏見についての研究を網羅した専門書。今現在の社会問題を考える視座ともなる、色あせない知見が多く役に立つ。2015/06/23

いちこ

0
卒論のために斜め読みうーん、外国の人が書いたやつを訳したやつだからってのもあるけどあんまし頭に入ってこない><2012/11/18

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