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ストレスの植物生化学・分子生物学―熱帯性イモ類とその周辺

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  • サイズ B5判/ページ数 308p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784762229763
  • NDC分類 616.8
  • Cコード C3045

内容説明

本書は、熱帯性イモ類(サツマイモ、キャッサバ、タロイモ)、特にサツマイモの収穫後の塊根についての研究に焦点を当てながら、植物が各種のストレス(物理的傷害、病害、虫害、有毒成分傷害、低温傷害など)時に示す諸現象について、戦後から今日までの50余年間にわたって分子植物科学(物質生化学・動的生化学・分子遺伝学・分子細胞学)の分野、ならびに関連応用の分野において積み上げられた成果を編集したものである。

目次

対象植物と病傷害因子
サツマイモの病傷害に伴う呼吸増加
サツマイモの傷害に伴うミトコンドリアなど細胞オルガネラの形成と機構
サツマイモ貯蔵タンパク質の構造、液胞局在化、および病傷害に伴うその変動
サツマイモの病傷害に伴うポリフェノール類の生成・酸化
サツマイモの病傷害に伴うクマリン類の生成
サツマイモの病傷害に伴うリグニンの形成
サツマイモの病傷害に伴うフィトアレキシンの生成・変換
サツマイモの病傷害に伴うエチレンの生成
虫害におけるサツマイモの反応
病傷害に対する植物の応答と情報伝達
サツマイモとおける諸ストレス応答の遺伝子発現
植物,特にサツマイモにおける細胞内・細胞間物質輸送の機構
熱帯性イモ類における低温傷害

著者等紹介

瓜谷郁三[ウリタニイクゾウ]
1941年東京大学農学部農芸化学科卒業/1942年軍務/1945年東京大学副手・助手/1952年名古屋大学農学部農芸化学科助教授/1958年同教授/1982年同大学退官・名誉教授/同年東京農業大学客員教授(89年まで)/1983年名古屋女子大学家政学部教授/1989年同大学客員教授(93年まで)/1991年(学)愛知江南学園理事(うち3年間理事長、99年まで)/1996年研究整理・著述、現在に至る。55年農博
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