内容説明
本書では、n‐6/n‐3比の低い油脂(魚油、シソ油など)がアレルギー過剰反応性を抑えるという動物実験の結果から始まり、この比を下げる食餌療法(例えば伝統和食療法)がアトピー性皮膚炎、喘息、炎症性腸疾患などの治療に有効であるという臨床試験の結果、アレルギー過敏症にともなう行動異常を抑えるという結果、および抗アレルギー薬と油脂栄養との関わりを解説した。
目次
第1章 アレルギーと食べ物の油脂(あぶら)―基礎
第2章 アトピー性疾患
第3章 喘息
第4章 アレルギー・炎症性腸疾患
第5章 アレルギーの薬