目次
序章 グローバル化とアメリカ・モデルの視点
第1章 グローバル化と国際経済システム
第2章 貿易構造の変化―グローバル化と東アジア
第3章 企業のグローバル展開―東アジア地域の国際分業構造
第4章 グローバル化と国際金融危機
第5章 中国経済とグローバル化
第6章 中国の貿易政策とWTO加盟
第7章 東南アジア経済とグローバル化
第8章 ブラジル経済とグローバル化
終章 21世紀型グローバル化と資源制約
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Manabu Ohnishi
1
第1巻では世界経済、第2巻ではアメリカ経済、3巻では中国経済、4巻では日本経済に焦点が当てられるという。とはいえ、第1巻でも、新興国、中でも中国が語られる比重は大きい。 本書は、経済の視点に絞り、アメリカ主導によるグローバル化によって、新興国が世界経済における存在感が増した点について、これまでの展開を概説的に振返ったもの。ただ、第7章はいまひとつ理解が及ばなかった。東南アジア諸国を一括して取り扱うのは、難しそうである。 また、今後の経済成長において、資源制約の他に、先進国における反グローバリズムの動2013/04/25