内容説明
本研究は、戦中・戦後におけるわが国の甘藷増産の実態を明らかにし、甘藷増産の意味を考察しようとするものである。そのことは、同時に、戦中・戦後におけるわが国の甘藷増産から戦争のいわば裏側を映し出し、戦争の意味を考察しようとすることでもある。
目次
序章 本研究の問題意識、対象・内容・方法、使用した史・資料等
第1章 政府等の食糧増産・甘藷増産に関する施策(戦中前期;戦中後期(昭和18年頃~)
戦後)
第2章 河井弥八の生涯と甘藷増産活動(河井弥八の生涯における甘藷増産活動の前提と展開;戦中・戦後における河井弥八の甘藷増産活動の構造;河井弥八の甘藷増産活動に関する諸問題と河井弥八の評価;戦中・戦後における河井弥八の甘藷増産活動の考察)
第3章 丸山方作の生涯と甘藷増産活動(丸山方作の生涯と人生観・農業観;戦中・戦後における丸山方作の甘藷増産活動;「丸山式」甘藷栽培法への批判と丸山方作の評価;戦中・戦後における丸山方作の甘藷増産活動の考察)
終章 本研究のまとめと今後の課題
著者等紹介
前田寿紀[マエダヒサノリ]
1960年静岡県静岡市生まれ。1983年筑波大学第二学群人間学類卒業。1987年筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学(教育学修士)。淑徳大学総合福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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