内容説明
本書は、これまで長い期間にわたって著者が書き溜めてきたものを、選択・整理したものである。3部構成になっており、第1部は社会病理学上の諸理論を取り扱っている。第2部は社会学的現実分析で、いずれも社会学および社会病理学上の諸理論を前提にしつつ現代日本の問題=病理を分析すれば、どのような構図が浮かび上がるかを示している。第3部は、著者の知的関心を強く引きつけ、長期にわたる調査研究を必要としたテーマである。
目次
第1部 社会病理学の理論(社会学と社会問題;アノミー論と逸脱行為;ラベリング論の意義と限界;社会病理学の復権;現代の病と教育の課題;社会病理学的実証研究と理論研究)
第2部 現代の社会病理(現代日本の非行について―非行増大の意味するもの;現代家族と非行問題;現代社会と人間の問題;現代の貧困と犯罪;「豊かな社会」の犯罪;家族崩壊の社会的背景)
第3部 歴史社会学的考察(戦前日本の転向;移住民問題を通してみた沖縄と日本)
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