内容説明
東日本大震災で避難所運営に当たった元高校長が、全国を渡って災害の被災者との対話を続けている。大震災、豪雨・台風災害、コロナ禍…次々と起こる災害に私たちはどう向き合えばいいのか。被災者との対話で綴る1冊!
目次
プロローグ 日本人の宿題~子ども哲学へ
第1章 生きとし生けるものたちへ―東日本大震災、その後を生きぬく(大川小学校で育った子どもたち;学校はどうすればよかったのか)
第2章 想定外は人間のおごりである―豪雨災害や台風被害から学ぶ(九州北部豪雨災害;令和元年台風19号)
第3章 命と向き合い、いのちをつなぐ―医療従事者や表現者はたたかう(医師を志すものたちへ;コロナ禍に希望をとどける)
エピローグ 人生の収支~たし算からひき算へ
著者等紹介
齋藤幸男[サイトウユキオ]
1954年、宮城県塩釜市生まれ。東北大学文学部卒業。宮城県の高校教員として37年間奉職。2011年3月11日の東日本大震災発生時に、石巻西高校教頭として避難所運営にあたる。震災当時の石巻西高校は指定避難所ではなかったが、人道的な立場から教職員だけで44日間の避難所運営を行った。その後、2012年に同校校長に昇任。現職時代から震災の教訓を語り継ぐ活動を始め、2015年に退職後の今も、防災教育を切り口とした命の教育の大切さを広めるために全国を歩いている。2023年3月には、原案を手がけた映画「有り、触れた、未来」が全国上映された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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