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内容説明
本書は、特別支援教育を専門とする研究者が、気になる子どもへのまなざしやかかわりについて保育現場の先生から学んだことを綴ったものです。
目次
1章 子どもとのかかわりに悩んでいる先生へ(一人で頑張らなくていい;特別支援教育は「つながる教育」;「特別な方法」への依存 ほか)
2章 「子どもが困っている」を再考する(忘れがたい子どもとの出会いを振りかえる;アセスメントで注意する3つの視点)
3章 「いまここ」を懸命に生きる子どもたちから学ぶ(周りが変わることの大切さを教えてくれた、さちこさん;「あっぱー」1語でコミュニケーションできた、さきこさん ほか)
4章 「子どもを支援する」を再考する(子どもは「支援の対象」なのか;子どもを多様な視点から見る ほか)
5章 気になる子どもの視点で保育を見直すということ(子どもとのかかわりを見直す;障害はどこにあるのか ほか)
6章 将来を見通しながら(「これならだいじょうぶ」から「これでもだいじょうぶ」へ;将来に向けて「つながる」)
著者等紹介
久保山茂樹[クボヤマシゲキ]
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所総括研究員。東北大学教育学部、同大学院博士後期課程、国立特殊教育総合研究所研究員、主任研究官を経て現職。臨床発達心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
epitaph3
2
2015年144冊目。観点はICFの「参加」と同じ。インクルーシブと同じ。障害があるから、その困り感を取り除き、まわりの子と同じようにさせるのではない。その子自身が、何に困り、何が得意で、どんな人なのかを知り、その子にとって必要な関わりをしていく、人と人の付き合いということだ。子ども側に立って、考えるということだ。障害別基礎的知識や診断名は、武器にはなる。だが最後は、その子自身。その子から感じる、学ぶしかない。これは大変時間がかかるけれど、お互い救われる世界だと思う。若い教育者は文体に癒やされよう。2015/03/18
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