出版社内容情報
食品、ダイエット、酒、タバコなど、商品のCMが溢れている。今やテレビ、雑誌、インターネットなどメディアの情報なしに健康学習はできない。メディアリテラシーを通した健康学習の実践事例集。
内容説明
本書は、メディアリテラシー教育研究会中部支部のメンバーが開発した健康学習の事例を集めたもの。現代のメディア社会では、子どもたちが自らの健康を守るためにも、メディアリテラシーは必須。養護教諭の方々にはもちろん、学級担任の先生方にも、学級活動や道徳、総合的な学習の時間や委員会活動等、さまざまな場で本書を活用してもらいたい。
目次
1章 健康教育に「メディアリテラシー」がなぜ必要か(「情報不均衡社会」;健康を守るために必要なメディアリテラシー;「一方的な受け手」からの脱却 ほか)
2章 メディアリテラシーによる健康学習(食生活・おかし探偵団になろう―食情報を読み解く;食生活・ダイエットについて考えよう―健康情報を読み解く;病気・かぜをなおすのは?―かぜ薬のCM分析 ほか)
3章 養護教諭の活動(小学校・学校保健安全委員会―ケータイについて、みんなで考えてみよう!;小学校・学校保健安全委員会―見つけよう一人ひとりの宝物―ビデオ番組作りで情報発信の力を育てる;小学校・学校保健安全委員会―メディアとのつきあい方 ほか)
著者等紹介
藤川大祐[フジカワダイスケ]
1965年東京生まれ。東京大学大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程満期退学。金城学院大学現代文化学部助教授を経て、現在、千葉大学教育学部助教授。授業づくりネットワーク事務局長。全国教室ディベート連盟常任理事
桑原朱美[クワハラアケミ]
1961年島根県生まれ。根島県立出雲高校、愛知教育大学養護教諭課程卒。扶桑町立山名小学校を経て、現在、大口町立大口北部中学校に勤務。2000年3月、「健康教育研究会ひだまり」を立ち上げる。授業づくりネットワーク、メディアリテラシー教育研究会中部支部とリンクさせた活動で、新しい健康教育と養護教諭のあり方を探っている
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