内容説明
本書は『月刊生徒指導』に三年間にわたって連載した「家本芳郎のおもしろ生徒指導」のなかから数篇を抜粋し、さらに手を加えて、四つの章にまとめたものである。苦しさのなかでも、余裕を失うことなく、発想を転換し、楽しみながら指導の輪をつくってとりくんだらどうだろうかというコンセプト。自分の実践にかぎらず、世の実践家のおもしろ実践も紹介した。
目次
第1章 ソフトなゆとりある方針(注意、一発!;流行にはアバウトな指導 ほか)
第2章 問題の続発に悩むとき(苦しいときは基本に戻る;学級崩壊、五つの「根」 ほか)
第3章 発想を転換する(しきたりにとらわれない;工夫したい教師のメッセージ ほか)
第4章 みんなで楽しくとりくむ(「その場で注意」の方針を問い直す;資料の配布によるクイズ事件 ほか)
著者等紹介
家本芳郎[イエモトヨシロウ]
1930年、東京に生まれる。神奈川県の小・中学校で約30年、教師生活を送った。主として学校づくり、生徒会活動、行事・文化活動、授業研究に励む。退職後、研究・評論・著述・講演活動に入る。長年、全国生活指導研究協議会・日本生活指導研究所の活動に参加。現在、全国教育文化研究所・日本群読教育の会を主宰。著書には『掃除サボりの教育学』『ザ・席替え』(学事出版)、『学級担任ノート』(民衆社)、『イラストによる楽しい「指導」入門』『家本芳郎と楽しむ群読CDブック』(高文研)、『問い直したい教師の力量』(明治図書)ほか多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。