内容説明
世界金融恐慌、格差と貧困の拡大、原発利益共同体…。資本主義の矛盾が顕在化するなかで、マルクスへの関心が高まっている。本書は、気鋭の理論家8人が21世紀の観点からマルクスの思想を再評価し、震済復興、哲学、労働問題、宗教論、人間論、多数者革命論など現代の多様な問題に切り込んだ意欲作。
目次
第1章 マルクスの資本主義分析と「震災後の新しい日本」
第2章 マルクスの「新しい唯物論」はいかに形成されたか
第3章 マルクスの変革の哲学
第4章 現代の労働現場をマルクスから考える
第5章 今日の労働時間問題とマルクス―損保産業の現場から
第6章 マルクスの人間観
第7章 マルクスの「宗教とその未来」論
第8章 多数者革命と議会制民主主義
著者等紹介
鯵坂真[アジサカマコト]
1933年生まれ、関西大学名誉教授
牧野広義[マキノヒロヨシ]
1948年生まれ、阪南大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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