内容説明
新入組合員にも十分理解できるように、きわめてやさしく、労働者と労働組合について、全般にわたって説きあかした、新入組合員および一般組合員の学習テキスト。
目次
1 働くこと、労働者らしく生きること
2 労働組合とはなにか
3 労働者と労働組合の権利
4 賃金と要求についての基礎知識
5 労働組合の日常活動
6 労働組合の組織と戦術
7 組合づくりのすすめ方
8 今日の労働組合の社会的役割
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masahiro Tanaka
2
出版元の学習の友社は全労連関係の出版社。 左派的色合いが濃すぎて読むのが辛かった。 例えば合理化とは「労働生産性の向上」ではなく「搾取強化の諸方法」であるとか、ちょっと常人には理解できないのではないか。というか、「だから合理化しない」ではなく「合理化された結果をちゃんと従業員と分配する」ということをやっていくのが正しい姿では?とか、とてもモヤモヤする。合理化を嫌ってちょっと悲しい状態になっているJRの千葉以東の単線駅を思うとモヤモヤ感は強まるばかり。2018/08/11
box_run12
0
日本の労働組合の歴史を体系的に学習する機会となった。現代日本の労組は欧米諸国のそれと比べると労使の癒着・御用組合感は否めないという点は理解できるが、増税に次ぐ増税についての見識やこれからの労組のあるべき姿については胸中複雑でもやっとした。(膨れ上がる我が国の社会保障費と人口構成比・多様化する働き方などを鑑みて)どちらかといえば左派的な見識が強い労働組合本だったのかもしれない。どんな立場の人が書いたかという視点も大切にしたいと感じた。2019/12/18
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- 和書
- 日本史が楽しい 文春文庫