内容説明
４地区の定点観測による徹底検証。２００２年日本建築学会賞（論文）受賞。
目次
震災前の木造密集市街地の実態と被災による市街地建物・住宅被害の構造
避難行動と被災後の生活場所の移動―西須磨「月見山地区」におけるケーススタディ
地域からみた避難生活施設
震災で役立った井戸の活用を主とする水系ストック
被災による更地化の進行と住宅再建動向
震災後再建された住宅
木造密集市街地の細街路、狭小宅地における住宅再建の困難性
地域に戻れていない人の生活困難と戻り動向
地域に戻れていない人の震災後１～３年目の生活困難と戻り意向―同一対象者への翌年度調査
商業・商店街の被災と復旧過程
ケミカルシューズ産業の被災と再開・回復状況
著者等紹介
安藤元夫［アンドウモトオ］
１９４３年千葉県生まれ。１９６８年京都大学工学部建築学科卒業。１９７６年京都大学大学院工学研究科博士課程建築学専攻単位取得修了。１９８２年工学博士。１９７６年近畿大学工学部建築学科講師、７９年工学部助教授、８５年教授を経て１９８９年近畿大学理工学部建築学科教授、現在に至る。『都市計画と中小零細工業―住工混合地域の研究（共著）』で中小企業研究奨励賞受賞（商工中金）、１９７８年２月。「阪神・淡路大震災における被災と復旧・復興過程および復興都市計画諸制度、まちづくり支援に関する一連の研究」により日本建築学会賞（論文）受賞、２００２年５月
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