出版社内容情報
馬場正尊氏、藻谷浩介氏推薦!
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都市計画・経営のプロセスを刷新する一冊。
それが最強の経済政策でもある、
と気がついてる人に読んで欲しい。
馬場正尊(建築家/Open A)
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場を経営し、都市と産業をつなぐ、
戦略・組織・プロジェクト。現場の
実践が結晶した「後藤理論」に刮目せよ!
藻谷浩介(地域エコノミスト)
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まちづくりの成果が見えない。経営という視点がなく、各取り組みの成果がまち全体に波及しないからだ。福岡、神山、渋谷、福井で都市の経営を30年実践してきた実務のプロが、戦略・組織・事業づくりを体系化。まちづくりを構造改革し、職能をアップデートする希望と武器を獲得できる待望の書。
【目次】
はじめに
この本の使い方
1章 和魂洋才で考えてきた都市と産業
1 阪神・淡路大震災の衝撃で、ハードからソフトに関心が移行
2 経営視点からのポートランドの成長管理政策の現場
3 アメリカで体得した手法の日本への応用
4 福岡に移住し、風の人から土の人へ
Ⅰ部 ケーススタディ
2章 福岡:住みやすい大都市から国際的な文化経済都市へ
1 都市型産業を発展させて、住みたくなる都市へ
2 「新・福岡都心構想」でエリアマネジメントを打ち出す
3 日本のエリアマネジメントの先駆け「We Love 天神協議会」
4 都市機能更新を構想する「天神明治通り街づくり協議会」
5 国際会議による経済産業戦略への向き合い
6 国際競争力強化を目指す「福岡地域戦略推進協議会」
7 飛躍の加速装置となった国家戦略特区の獲得
8 世代交代による新陳代謝とさらなる発展
【座談会】アジアで最も創造的なビジネス街をつくる
松岡恭子(スピングラス・アーキテクツ代表取締役)/野嵜武秀(西日本鉄道執行役員天神開発本部長)/後藤太一
3章 神山:過疎化する中山間地を創造的に将来世代につなぐ
1 「地方創生戦略」を実効性のあるものにするために
2 コアチームの組成とプロセスの設計
3 将来世代による検討の場づくり
4 プロジェクトを織り込んだ地方創生戦略の策定
5 戦略を推進する「神山つなぐ公社」の設立
6 先導事業「フードハブ・プロジェクト」の組成
7 役割の変更と世代交代
【座談会】戦略と組織とプロジェクトを同時につくる
大南信也(グリーンバレー理事)/杼谷学(神山町まちづくり戦略課課長)/真鍋太一(フードハブ・プロジェクト共同代表)/後藤太一
4章 渋谷:再開発と地域文化を掛け合わせる
1 まちの急激な変化と生産年齢人口減少への危惧
2 渋谷駅前エリアマネジメント協議会への伴走
3 転機となった渋谷駅東口地下広場の整備
4 「渋谷計画2040」によるグレーター渋谷への範囲拡大
5 イノベーション・プラットフォーム「渋谷未来デザイン」の設立
6 生活地での住民協働プラットフォーム「ササハタハツまちラボ」
【座談会】エリアマネジメントからソーシャル・イノベーションへ
須藤憲郎(元・渋谷区渋谷駅周辺整備担当部長)/東浦亮典(東急常務執行役員・都市開発本部副本部長)/長田新子(渋谷未来デザイン事務局長)//後藤太一
5章 福井:まちなかを交流による創造の場に
1 北陸新幹線延伸と駅前再開発への期待と不安
2 「県都グランドデザイン」の策定への参画
3 視点を拡張したデータ分析
4 「場づくり」をコンセプトとした「県都グランドデザイン」
5 担い手の拡大を図る市民大学「ふくまち大学」
6 まちづくり会社
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