出版社内容情報
1995年の阪神大震災以降、地盤調査、地盤補強が多く実施されるようになってきたが、建築業者側のミスによる不同沈下のトラブルは減らない。また、2011年の東日本大震災以後、災害の激甚化を受けて、長期(平時)とともに短期(自然災害時)の安全性を確保するための地盤・基礎の設計施工が急務となっている。
本書は平時の人為ミスによる沈下だけでなく、自然災害時も見据えた対策に重点を置く。業界の第一人者が、豊富な事故事例をもとに、強い住宅地盤・基礎をつくる方法を指南する実務家向け入門書。
内容説明
災害時にも強い住宅地盤・基礎とは。阪神淡路大震災以降、地盤調査と地盤補強が広く実施されるようになったものの、まだまだ不同沈下のトラブルは減らない。昨今の災害の激甚化を受け、住宅地の安全性の確保はますます建築業界の主要なテーマとなっている。本書は百戦錬磨の第一人者が、平時のみならず自然災害時も見据えた強い住宅地盤・基礎をつくるための方法を豊富な事故事例をもとに解説する。設計者・施工技術者必携の入門書。
目次
1部 不同沈下の原因を知る(平時の不同沈下;自然災害による不動沈下)
2部 敷地・地盤の調査・評価方法(立地の調査;造成宅地の調査;地盤調査;地盤調査結果の評価)
3部 平時・災害時の不同沈下対策(平時の不同沈下対策;不同沈下している建物の修復;自然災害時の不同沈下対策)
著者等紹介
〓森洋[タカモリヒロシ]
1947年岡山県生まれ。大阪工業大学土木工学科卒業。1970年積水ハウス入社、住宅の基礎地盤の研究開発と普及、自然災害地において復旧のための諸業務に従事。住宅基礎工法・部材の開発、不同沈下防止システムの開発、不同沈下建物の矯正工法の確立等で日本における先駆的な実績を挙げた。一方、各地の地震・浸水・土砂崩れ等の災害現場で調査・復旧設計等に貢献してきた。2005年積水ハウスを早期退職し、株式会社WASC基礎地盤研究所設立、代表取締役に就任。2024年6月、事業承継のため代表取締役を辞し、取締役(会長)に就任。2006年以降大阪と東京で「基礎塾」を毎年開講し、延べ塾生は1100名以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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