出版社内容情報
23年4月法改正で可能となった自動運転レベル4では「運転手がいない!」。誰が事故の責任を負うのか。飛び出してきた子供を避けるため誰かを犠牲にしなければならなくなったらAIにどう判断させるのか。市民が求める安全性のレベルはどうか?世界の動向も踏まえ倫理、法、市民意識から社会に受けいれられる方策を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
運転手がいないレベル4で事故の責任を負うのは誰か?自動運転「レベル4」の施行に向けて、世界の取組みも例に、実装に立ちはだかる倫理、法、社会に受け入れられる方策を探る一冊。自動運転レベルごとにどこまでできるのか、日本や世界の自動運転に向けた取り組みを紹介しつつ、焦点となる誰の命を優先するかをAIに委ねられるか、法的責任をどうするのか、事故時の刑事責任といった課題を挙げていて、マイナンバーを巡るあれこれを眺めていると、日本が自動運転レベル4を社会的に受容するハードルは相当高いな…と思わずにいられませんでした。2023/08/13
たー
4
自動運転の技術的な話ではなく、法律や倫理など社会的需要性の話だった。トロット問題に代表される重要だけど、答えのない問いが色々あって道は長そうだ。2023/12/29
takao
2
ふむ2023/08/11
フリット
0
漫画の中の話のような気がする自動運転。様々な人やモノが錯綜し、天候などの環境が変化する現実世界で本当に実用化できるのかな。飛行機や自動車だって勿論リスクはあるが、有用性が受け入れられて今に至っていると。事故が発生したときの責任の所在は課題だが、いずれは世の中に普通に浸透するのかな。2024/03/02