出版社内容情報
「私とあなたは同じ考えを持てる」といった同質性の上に築かれた従来の協力の技術は、価値観やライフスタイルの多様化によって通用しなくなった。協力の輪を仲間の外に拡げるには、「違う」を前提に力を合わせることが必要だ。本書は、その基礎を協力とは何かから説き起こし、誰もが習得できる技術として体系的に説明する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
iwtn_
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物事を実現するために、如何に協力すればよいかをテクノロジーという誰でも実現できる形でまとめたい、ということで書かれた本。たぶんそれは実現している。合力の5種類の形、統治、交換、互恵、威信、協力の解説や、同利、代理、相利と協力を3つの型にしているなど、全体感や分類がされているので、使いやすい本といえる。その中でも強力における相利、違う目標を持っている人たちでも協力できる仕組みの作り方を解説している。具体例としてNPO法の実現が後半に書かれていて参考になる。これは良い本を買えたと思った。2024/12/07
Hiroyuki Asano
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『「ものごとの見方」は道具である。ある見方を採用した場合、私たちは、何ができるようになり、何ができなくなるか、が重要である。』この「見方」とは、認識や考え方、視点、価値観、世界観などと、同じ意味と考えてください。2025/03/16
Mituya Hasegawa
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フレーム作りの教科書のような一冊。📗 良い本をご紹介頂き感謝です。😊 2024/06/11