風景の思想

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784761525330
  • NDC分類 629.1
  • Cコード C0052

内容説明

日本人は風景をどのように見てきたのか。これから風景とどのように関わりあっていけばよいのか。哲学から土木まで、多様な専門家が、風景との関わりをいかに主体的に回復していくかを論じた意欲作。

目次

第1部 日本人の風景の思想(風景の中世史―身近な風景と身体;広重に見る江戸の都市イメージ―武蔵野図の残像;風景のフォークロア―街角に残る巨木と都市の記憶)
第2部 場所の風景とその思想(郊外の風景―文明・文化の表象としての生活像;地方の中心商店街と中山間地域の風景―暮らしの風景とは何か、現状と今後;農と風景―風景としての百姓仕事の発見;都市計画における風景の思想―百景的都市計画試論)
第3部 風景づくりの実践とその思想(文化的景観と風景―生活・生業の風景の持続と継承;河川風景の思想―自然と人為が織り成す風景;身近な自然と風景―里地里山の再生による風景づくり;「生きた風景」へ―まちづくりと公共空間デザインの現代的意義;豊かな風景づくりへの哲学―まなざしの賑わい)

著者等紹介

西村幸夫[ニシムラユキオ]
1952年福岡市生まれ。東京大学都市工学科卒業、同大学院修了。工学博士。明治大学助手、東京大学助教授を経て、1996年より東京大学教授。2011年より東京大学副学長。この間、マサチューセッツ工科大学客員研究員。フランス社会科学高等研究院客員教授等を歴任

伊藤毅[イトウタケシ]
1952年京都市で生まれる。東京大学大学院工学系研究科建築学博士課程修了・工学博士。東京大学工学部建築学科助手、東京大学工学部建築学科助教授、2000年より東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授

中井祐[ナカイユウ]
1968年愛知県生まれ。東京大学工学部土木工学科卒業、同大学院大学院修士課程修了。アプル総合計画事務所、東京工業大学助手、東京大学助手、同講師・准教授を経て、2010年より東京大学教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメヲトコ

7
哲学的な内容というわけではなく、風景に対する考え方を、景観計画や都市計画、農業、歴史、美術、民俗学などのさまざまな専門分野から編み上げた一冊。各論考も比較的短めでサクサク読めます。個人的には都市景観における樹木を扱った第3章、郊外問題を密度よく整理した第4章、百姓としての立場から風景を論じた第6章をとくに面白く読みました。2019/07/03

鵐窟庵

4
都市計画の専門家による論考集。日本には西洋的な都市空間、特に広場がなかったという定説に対して、日本の都市空間における風景の意味を再考している。江戸の名所の場所性や街角の巨木に込められた寓話性、伝統的な景観における象徴性など複数の視点が挙げられる。中でも現代の都市郊外における無彩色感は、また時代が経つことで原風景となる、なりつつある現状は共感しやすく、その先にある都市像を見てみたい。さらに都市計画における演繹的思考と帰納的思考による設計された空間の違いはの視点は極めて重要で都市と建築を往復する空間論である。2020/03/01

晩鳥

0
「日本人は風景をどのように見てきたのか、これから風景とどのように関わりあっていけばよいのか」2019/09/10

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