出版社内容情報
高齢化や老朽化によって課題を抱えるニュータウン。本書はオールドタウン化を防ぐため、今後の協働のあり方を示したものである。
内容説明
日本最初のニュータウン・千里の、開発当初から現在まで開発主体、自治体、住民、市民等の住環境保全への動きを詳細に追い、今後の協働のあり方を提案する。
目次
千里ニュータウンの現状と課題
第1部 市民による身近な住環境マネジメントの軌跡(反対を中心とする住環境保全活動;ルールによる住環境保全活動;定住意向から見た住環境保全の課題)
第2部 行政による都市レベルの住環境マネジメントの軌跡(千里センターの住環境マネジメントへの参加;行政による住環境マネジメント)
第3部 “新しい公”による住環境マネジメントの展望(“新しい公”による住環境マネジメントの流れ;更新期における住環境マネジメントの課題と方策;千里ニュータウンの再生をめざして)
著者等紹介
山本茂[ヤマモトシゲル]
1949年岡山県津山市生まれ。1974年京都大学工学部建築学科卒業、1976年同工学研究科修士課程修了ののち、2004年まで株式会社ジャス・財団法人生活環境問題研究所にて、北大阪地域を中心とする都市計画・まちづくり関連の調査・研究・計画に携わる。2000年以降は、千里ニュータウンの様々な市民活動に参加。2006年3月「計画的新市街地の成熟過程における住環境マネジメントに関する研究」によって学位(大阪大学)取得。2005~2007年大阪大学工学研究科特任助手。2006年12月より特定非営利活動法人千里・住まいの学校代表理事。専門は都市計画、地域計画。博士(工学)、技術士(建設部門、都市及び地方計画)、一級建築士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。