内容説明
建築主、施工者、設計者それぞれの立場から訴える実例集。紛争に至る“因”はどこに潜むのか?実際の紛争の収支はどうなるのか?建築関係者が知っておきたい生の声。
目次
工務店は訴える(見積書を請負契約とみなし今まで事故ひとつなかったのに;手打ちしてご馳走になったのに一夜明ければ支払ってくれない;自信をもって完成したのに残代金を支払ってくれない;インテリア業者は下地材が細いからと残代金を支払ってくれない;実績以上の工事規模を受注して悪戦苦闘、頑張ったが)
建築主は訴える(4階建ビルが傾いたのは設計者と工務店共謀の欠陥工事だ;夢と希望を籠めた建物なのに「人間だから間違いもある」とは何事か;「雨の日が怖い!!」雨が防げない建物なんて信じられない;基礎工事段階で技術不安契約を解除し工務店は精算せよ)
設計者も訴える(数々の無謀な苦情をもとに3%の設計料を支払ってくれない;法外な追加費用請求に気鋭の設計者が正面きって大反論;設計以外に建設兼業を試みたが初仕事から三つどもえの紛争に)