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内容説明
本書の著者の一人であるメジボブ博士は、ショプラー博士の後継者とも目されている、今日のTEACCHプログラムを担う主要なメンバーの一人である。したがって、本書の記述には、TEACCHの自閉症に対する基本的な考え方が反映されていると言えるが、この本の著者らは、反対意見も客観的に紹介し、自閉症をめぐる論争が感情論に走りやすいことに対して警告を発している。また、わが国においては自閉症情報が氾濫し、中には親や関係者を惑わすだけの悪質な情報も含まれているため、“正確な”情報を示すことはとりわけ重要である。本書には、これから自閉症児・者とかかわっていく者にとって最低限必要な、医学・心理学・人権に関するオーソドックスな情報が、コンパクトに平易にまとめられている。また、薬物療法や人権に関する最新の知見は、この分野に長く携わっている人々にとっても有益であろう。
目次
第1章 歴史的背景
第2章 自閉症候群の定義
第3章 原因に関する最新の医学的研究
第4章 言語と認知
第5章 治療・教育
第6章 治療法をめぐる論争
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