内容説明
1950年~60年代にデンマーク・スウェーデンでその思想が創出され、1970年代に米国のヴォルフェンスベルガーによって体系化されたノーマリゼーション原理を、英国の第一線の研究者、実践家がその経験を基にして、これまでこの理論が果たした役割や問題点について徹底的に解明し、論じている。その提言により新たな理論構築がもたらされ、21世紀に向けての対人サービスにおける理論的役割を明確にしている。社会福祉実践の本質。
目次
第1章 ノーマリゼーションとは何か?
第2章 ノーマリゼーションの訓練―転換か関与か?
第3章 ノーマリゼーション―理論から実践へ
第4章 ノーマリゼーションの社会的起源
第5章 ノーマリゼーションと応用行動分析―対人サービスにおける価値と技術
第6章 内面性の表出―ノーマリゼーションへの精神力動的アプローチ
第7章 社会福祉思想とノーマリゼーション―連携と葛藤
第8章 統合の限界
第9章 ノーマリゼーションによる民族平等化の推進
第10章 融和から主張への転換―ノーマリゼーション原理に対するフェミニストの展望
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- 和書
- まどろみ消去 講談社文庫