内容説明
認知症高齢者には、日常生活のあらゆる面(食事、入浴、排泄など)での介護だけでなく、徘徊、被害妄想、物忘れのような症状にも対応が必要とされる。一般的に介護という言葉からは、困難さ・絶望・失望といった否定的なイメージが想起されるが、認知症高齢者の介護には、かけがえのない喜びや笑いも存在する。明るい介護を実践し豊かな介護社会を築くために、本書では、事例やイラストを交えながら、介護に役立つ具体的な対応策を紹介しつつ、日々の介護に喜び・笑い・希望を生み出すコツを提供していく。介護に携わるすべての人にとって、本書がよいきっかけとなることを願って…。
目次
第1部 認知症高齢者の特徴とその対応(認知症の特徴について;認知症高齢者と接する際の心構え ほか)
第2部 認知症高齢者への家族支援と環境調整(家族による認知症高齢者の介護;女性家族介護者による認知症・寝たきり高齢者の介護報告 ほか)
第3部 施設における認知症高齢者への支援(施設での生活;高齢者施設の種類とその選択方法 ほか)
第4部 認知症高齢者への医療支援と終末期ケア(介護技術;救急処置 ほか)
著者等紹介
三原博光[ミハラヒロミツ]
県立広島大学人間福祉学科教授、社会福祉学専攻、関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了、ドイツ・ハノーバー大学特殊教育学部留学(ロータリー財団奨学生)、ドイツ・ケルン大学特殊教育学部留学(日本学術振興会)、医療福祉学博士
山岡喜美子[ヤマオカキミコ]
長崎純心大学大学院修了。現在、県立広島大学人間福祉学科教授
金子努[カネコツトム]
1987年3月日本福祉大学大学院修士課程修了。現在、県立広島大学人間福祉学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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