内容説明
姿勢や動作を見るだけで、相手にある印象を抱き、相手のことを分かってしまうことはめずらしくない。姿勢や動作には、そのときの自分のあり様がそのまま現れている。健康・治療動作法は、姿勢や動作を今よりよりよいものに変えていくことを通して、自分の生き方をこうありたいと望む方向に変えていく、新しい心理臨床活動である。小学生から高齢者までの自己活性化法として、また、不登校や引きこもり、PTSD、神経症、統合失調症といった問題をもっているひとへの治療・援助法として多大な効果をあげている健康・治療動作法の理論と実践を紹介する。
目次
第1部 健康動作法(健康と動作;姿勢再考;自己コントロール;ストレスと動作)
第2部 治療動作法(心理療法と動作法;治療動作法の用い方;治療動作法の実際)
著者等紹介
成瀬悟策[ナルセゴサク]
九州大学名誉教授
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