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内容説明
強度行動障害VS.“規範”。プロの指導の宅配というユニークな事業を開始した著者らを待ち受けていたのは、他害・脱コン・失食などをもつツワモノたち。文字通り格闘の日々が続く中、心身に疲労と怯えを感じつつもつかんだものは、強度行動障害を抑制するためには、言葉だけの人権論や発達論は用をなさず、指導者自らの人生で築きあげてきた“規範”をもって彼らに向き合うしかない、という確信であった。低機能広汎性発達障害者との凄まじいつきあいを赤裸々に描き、自らの内面にも深くメスを入れた、渾身の書。
目次
第1章 ヒロシ(発端;行動障害 ほか)
第2章 失食(規範に則った口の中の動き;失食 ほか)
第3章 クルッタノヲナオシタイ!―タムやんの飛び出し(写るんです;はしご車 ほか)
第4章 リョウ(教え子;昔の記憶 ほか)
第5章 低機能広汎性発達障害療育の原則(知的障害;重度 ほか)
著者等紹介
片倉信夫[カタクラノブオ]
1948年神奈川県に生まれる。1972年東京大学教育学部教育心理学科卒業。社会福祉法人・雲柱社賀川学園(情緒障害児通園施設)勤務。1976年東京学芸大学障害児教育専攻科障害児臨床講座修了。1980年社会福祉法人・侑愛会おしまコロニー新生園(精神薄弱者の男子居住施設)勤務。1985年社会福祉法人・けやきの郷初雁の家(自閉症者の居住施設)勤務。1987年社団法人・精神発達障害指導教育協会子ども療育相談センター勤務。現在、有限会社・かくたつグループ代表取締役
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。