内容説明
脳性マヒ児・者の肢体不自由改善からさまざまな障害児者の指導・治療に発展した動作法は、さらに展開して神経症や精神病、その他こころを病む人たちのための心理療法に有効な技法として現場で重視されはじめた。同時に、普通一般の人々のこころとからだの健康法として、また、高齢者の生き甲斐から、学校教育、スポーツ、芸術活動など、動作法の活動領域は、日常の人間生活のあらゆる分野で急速に拡大されてきた。中でも肢体不自由動作法は、これらの展開の出発点に位置するものであり、また、養護学校の自立活動(養護・訓練)の中にも取り入れられ、障害児指導の現場でも力を発揮してきた。臨床現場で多くの支持を受けている本技法について、理論と実践の両面から光を当てる。
目次
第1章 肢体不自由とは何か(肢体不自由概説;脳性マヒ児者の動作法―動作訓練法 ほか)
第2章 肢体不自由と動作法(心理リハビリテイション由来記;動作訓練概説―意義と理論 ほか)
第3章 肢体不自由動作法の諸技法(リラクセイション訓練法;単位動作訓練法 ほか)
第4章 その他の肢体不自由者への適用(心因性肢体不自由;二分脊椎 ほか)
著者等紹介
成瀬悟策[ナルセゴサク]
九州大学名誉教授
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