出版社内容情報
御史台に配属され難事件を解決した茉莉花。
次に珀陽から命じられたのは、建国祭までに采青国の使節団を連れ帰ってくること。
すぐに出発した茉莉花だが、いきなり問題が発生。
同僚に預けた通行証が消えてしまった!
更には道中、采青国の皇弟・高福と護衛の武官・蒼天に出会う。
彼らは『人捜し』をしているらしく、茉莉花も手伝うことになるが……!?
内容説明
御史台に配属され難事件を解決した茉莉花。次に珀陽から命じられたのは、建国祭までに采青国の使節団を連れ帰ってくること。すぐに出発した茉莉花だが、いきなり問題が発生。同僚に預けた通行証が消えてしまった!更には道中、采青国の皇弟・高福と護衛の武官・蒼天に出会う。彼らは『人捜し』をしているらしく、茉莉花も手伝うことになるが…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
御史台に配属され難事件を解決した茉莉花。今度は建国祭までに采青国の使節団を連れ帰ってくることを珀陽から命じられる第17弾。すぐに出発したものの、いきなり同僚に預けた通行証が消えてしまうという問題に直面して別行動を取ることになってしまう茉莉花。さらに『人捜し』をしている采青国の皇弟・高福と護衛の武官・蒼天に出会い、彼らを手伝うことになる展開で、結果として采青国の皇位争いに巻き込まれたものの、ややあっさりした展開で拍子抜けでしたが、彼女にも分からないこと、出来ないことがあって天河の力を借りる姿が印象的でした。2025/05/09
合縁奇縁
17
『様々な人々の思惑が複雑に絡む――采青国編が開幕!』御史台に配属され難事件を解決した茉莉花。次に珀陽から命じられたのは、建国祭までに采青国の使節団を連れ帰ってくること。すぐに出発した茉莉花だが、いきなり問題が発生。同僚に預けた通行証が消えてしまった!更には道中、采青国の皇弟・高福と護衛の武官・蒼天に出会う。彼らは『人捜し』をしているらしく、茉莉花も手伝うことになるが……!?「茉莉花官吏伝」シリーズ17弾。通行証がなくしたおかげで、国内で偶然出会った采青国の弟皇殿下・高福を建国祭に招待することが出来て2025/06/29
すがはら
14
どれだけ脇道にそれても、結果としてそれを正解のルートにする女、茉莉花。転んでもタダでは起きない。最初にスカウトした珀陽もまさかここまで化けるとは思わなかっただろうな。茉莉花を出し抜いたつもりの人達がどんな目に遭ってたのか、ちょっと気になる。しかし、脳筋の第2皇子があっさり退場したのはポカンとなるレベルの意外さでした。蒼天と瑠璃で新シリーズが始まったそうなので、王位争いはすぐに決着はしないということか。高福のキャラも面白いし、采青国の話も読んでみようと思います。2025/04/25
はなりん
12
シリーズ17巻。采青国編。建国祭に采青国の使者を連れてくる任務で采青国に向かう茉莉花だけど、通行証を無くして1人別行動となり、偶然采青国の皇弟と会い、出て行った妻子を探す手伝いをすることに。采青国の間諜におかしな動きがあり皇弟の帰国について行く茉莉花と天河。采青国では善教の導師が政に深く入り込んでいて、かなりきな臭い。皇太子争いに巻き込まれ、皇弟の護衛の蒼天が冤罪で投獄され、助ける為に策を考える茉莉花だけど、今回は天河の武官思考に助けられました。中々いいコンビですね。最後はまた不穏な感じで采青国編続く?2025/07/20
ruruco
9
期待を裏切らない面白さ。話の先が読めないので気になって一気に読み終えてしまった。采青国編の始まりということで、波乱の展開を含ませて次巻に続く。采青国の人物のだれもかれも胡散臭くみえて茉莉花も彼らの行動思考を読み解けなかった。だのに最後はいつものように辻褄を合わせてベストな着地点にもっていけたのは、やっぱり茉莉花は幸運の女神がついている気がする。ちょっとしか出番がなかったのに主要人物扱いされていた采青国の皇女瑠璃が引っかかるなぁ。次のキーマンかしら。2025/06/01