内容説明
南半球のニュージーランドは「小さな国の大きな実験国」と称されたように、大胆な社会構造改革を積極的に展開してきた国である。また、高度に洗練された福祉国家であるとともに、優れた多文化・多民族国家としての側面も併せもっている。この国では、すでに大規模福祉施設の解体・閉鎖作業をほぼ終え、グループホーム方式による地域支援が実現されている。本書は、ニュージーランドで展開されてきたインクルーシヴ学習、および福祉支援の歩みを、豊富な現地調査をもとに実証的に書き述べたものである。
目次
序章 インクルージョン(インクルージョン思潮の萌芽;アオテアロア/ニュージーランドにおけるインクルージョン ほか)
第1章 権利擁護システム(人権法令;教育環境における権利擁護)
第2章 権利擁護団体・機関の理念と活動(『IHC』の活動;『CCS』の活動 ほか)
第3章 インクルーシヴ学習の体系と実践(特別学習支援体系の概要;インクルーシヴ学習の実際 ほか)
終章 インクルーシヴ社会構築への展望(インクルーシヴ社会形成の人間観;施設解体・閉鎖に基づく施設退所)
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