内容説明
私たちは「大量絶滅の危機」に直面している。現在、種の絶滅は自然界で通常起こる状態の1000倍ものスピードで進行し続けている。いのちの環をとぎれさせないため、私たちにできること。
目次
1 「生物多様性」って何だろう?
2 暮らしと生物多様性の深いつながり
3 生態系はどんな現状で、将来はどうなる?
4 生物多様性を取り巻く国内外の動き
5 ビジネスと生物多様性のつながり
6 生物多様性を守るために誰もができること
7 共生を目指す新しい考え方
著者等紹介
枝廣淳子[エダヒロジュンコ]
環境ジャーナリスト、翻訳家。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。「持続可能性」に関する日本の情報を世界に発信するNGOジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)代表、有限会社イーズ代表、幸せ経済社会研究所所長、有限会社チェンジ・エージェント会長、東京大学人工物工学研究センター客員研究員。地球環境の現状や世界・日本各地の新しい動き、環境問題に関する考え方や知見を環境メールニュースで広く提供。講演、執筆、翻訳などの活動を通じて「伝えること、つなげること」でうねりを広げつつ、変化を創り出し広げるしくみづくりを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KenYa
4
Q.この本のタイトルは内容と合っているか?タイトルを付け直すとしたら?A.哺乳類の2割はすでに絶滅寸前Q.キーポイントやコンセプトは?A.生物多様性。今回は絶滅を中心に読んだ。例えば人間の影響が引き起こしている現在の絶滅スピードは、自然界で自然に起こる絶滅の約1000倍ともいわれている、とか。Q.本の書き出しで作者はどう読者を引き込もうとしていたか?A.幼い時に知ったであろうマダガスカルのサル、アイアイとメダカ絶滅しそう、から始まった。タイトルも扇情的でないのでお人好しがターゲットかな〜と。2021/02/03
ステビア
3
理論四割、実践六割ってところ。国家や企業がどのような取り組みをしてるかって話が多い。かわいいイラストがたくさん入ってるけど、どの辺の層がターゲットなんだろう。2012/06/27
ばっか殿すん
1
有限の地球ですからねぇ…本当にたいせつなはなしだと思います。2012/08/12
∅ 03 ∅
0
生物多様性という言葉は私が考えているより深くて難しいなと思いました。森とか海とか生物とかいろいろなモノに支えられて生きているんだと感じました。私にできることは少しずつでも続けていこうと思います。2011/08/12
Monty
0
人間という一つの種が他の種を破壊させているのだと痛感するのと共に、普段意識していない「繋がり」をもっと意識し、未来へ負の遺産、ツケを回さないよう心がけ、行動すべきだと感じた。小さな行動の積み重ねが大切。2020/04/04