内容説明
何度も繰り返される医療事故、医療に対する不信感、医者任せの受け身の医療…医療事故に遭わないために患者さんができること・知っておくべきこと。
目次
第1章 医療事故はなぜ繰り返されるのか(社会問題になった医療事故;現代医療の現場と医療事故;最も多い事故は薬の間違え;病院が取り組むリスクマネジメント;医療事故は増えているのか)
第2章 受け身の医療から参加型の医療へ(患者さん参加で医療事故を防ぐ;自分の名前と薬はそのつど確認する;輸血時には自分の血液型を言う;病気をよく知り事故から身を守る)
第3章 自分でつくる安心医療(インフォームド・コンセントの歴史;新しい治療法・薬はよく聞きただす ほか)
第4章 医療事故から自分を守る20の方法(自らが医療チームの中心になる;薬は絶えずチェックする;病院や医療チームを選ぶ)
第5章 インフォームド・ディシジョンの医療を目指して(医療行為の社会的な意味;患者さんのための医療へ)
著者等紹介
古川俊治[フルカワトシハル]
1963年生まれ。1987年慶応義塾大学医学部卒業。消化器外科専門医として病院に勤務するかたわら、慶応義塾大学文学部で社会学を、同法学部で法律学を専攻する。1994年に医学博士。1997年に司法試験に初回受験で合格する。慶応義塾大学法科大学院助教授、慶応義塾大学医学部外科助教授、TMI総合法律事務所弁護士、弘前大学医学部、広島大学医学部非常勤講師。2001年に神経再生治療や脳腫瘍診断技術の実用化を目指す、株式会社ジービーエス研究所を設立し、代表取締役に就任する。また、コメンテーターとしても、TBS系「ブロードキャスター」などのテレビ番組や新聞、雑誌で活躍し、がんや先進医療、医療事故の問題に、医療、法律、倫理の三つの側面から取り組む
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